2024年1月25日、JICA 緒方研究所主催のJICA内部向けランチタイムセミナーに、弊社コンサルタント/広報・IRの小郷が登壇致しました。
小郷からは、先般JICA緒方研究所に上梓しましたナレッジレポートの研究成果を紹介し、今後のJICAの民間企業への支援の在り方についても提言させて頂きました。
対面+オンラインの開催で、100人以上の参加者となり、参加者の皆様からは、様々なご質問やコメントを提示頂きました。
ディスカッサントの片井啓司様(JICA民間連携事業部課長)からは「調査対象各グループの企業の特徴はどのようなものか?」、「一次情報の重要性を理解。実際にJICAから情報発信する際のTIPSは?」、「企業の経営層へのアプローチの仕方はどのように行うべきか?」など、多岐に渡る視点からコメントがあり幅広くディスカッションさせて頂きました。
【小郷のコメント】
「民間企業がアフリカ進出を検討する上で、リスクをどう捉えアプローチしているかは重要なポイントになります。その中で、先入観で歪んでしまった『アフリカ・スキーマ』(=アフリカに対する既存の知識や枠組みの総称)を、現地のリアルな一次情報で修正していくことは有益な手段になります。
それから展開の具体的な検討には、JICAの民間連携事業を含む支援機関が提供している支援プログラムも、有望な選択肢の一つになるかと思います。しかし、民間企業が期待する点と、JICAの支援にはギャップも感じられます。多様な人材を抱え、世界中の途上国で実績と事務所を持つJICAの情報・経験・ネットワークなど、強みを活かせる方法は色々と考えられるはずです。
この研究から得られたインプリケーションが、今後の支援の在り方を検討されるにあたり、何かのきっかけになれば大変幸いです。」
●テーマ:
アフリカへのビジネス展開における 日本企業のリスクの認識とアプローチについて-コーポレート・ソーシャル・アントレプレナーシップの視点から(JICAナレッジレポートNo7)
●(関連記事)JICAナレッジレポート掲載
JICA緒方研究所のナレッジレポートに、弊社小郷の論文が掲載されました (aa-ic.com)
●論文概要(AAICレポート)
日本企業がアフリカへのビジネス展開を推進するためのFact (aa-ic.com)