AAIC|Asia Africa Investment & Consulting

Message代表メッセージ

昨年(2024年)は15周年記念春セミナーや、弊社投資先を日本に招聘したAAICロードショー(東京)などを開催させて頂きました。コロナ禍以降、久々の対面イベントでしたが、大変多くの方々にご参加頂きました。ここまで至りましたのはひとえに皆さま方の多大なるご支援のお陰であり、厚く御礼いたします。本当にありがとうございます。

「日本を良くしよう!」「そのためには成長が必要だ。」「成長を実現するには、日本企業も日本人も伸びる新興国と一緒に成長するしかない!」というのが創業の精神であり初期仮説でした。お陰さまで仲間も50名を超え、関連するグループ拠点もシンガポール、東京、上海(中国)、ムンバイ(インド)、ナイロビ(ケニア)、ラゴス(ナイジェリア)、ヨハネスブルグ(南アフリカ)、キガリ(ルワンダ)、カイロ(エジプト)、アル―シャ(タンザニア)と10拠点に拡充でき、創業時の初期仮説は正しかったと実感しております。

我々は、伸びるアジアやアフリカをはじめとする新興国・新分野で成長を実現するために3つの事業をおこなっております。「戦略コンサルティング」、「ファンド(投資)」、「人材・テクノロジー」の3つです。

長年やってきた戦略コンサルティング分野では、市場深堀支援、M&A支援、市場開拓支援、新規事業創出支援など、数多くご支援をさせて頂いています。

またアフリカのファンドも、1号・2号を運営し、延べ54社に投資(2024年12月初時点)を実施しております。日本企業との協業・共同投資も沢山生まれてきており、バリューアップも実現が進んでおります。

 

2024年も大激動の1年となりました。トランプ大統領再選!/ウクライナ侵攻継続/中東紛争拡大/中国経済不調継続/石破政権発足など、まさに乱世です。

今年2025年の予測をしたいと思います。

【グローバル・サウス(アジア・アフリカ)の2025年6大予測 マダラ化】

①世界成長の中心が中国・東南アジアからインド・アフリカに西方シフトする。

・これはますます加速。インドが来た!アフリカも。

②ウクライナ/パレスチナはやっと休戦

・落としどころは極めて不透明だが、休戦にはなりそう。本質的改善ならず。

③グローバル・サウスの台頭とブロック化と新経済連携化が同時進行

・米中摩擦によりブロック化と新経済連携が同時に進む。日本は漁夫の利?

・移民排斥/関税物価高/社会不安・地政学リスクは拡大

④中国は低成長。台湾統合は25年にはないが、近未来で高い蓋然性。

・10年間で新生児半減、不動産・地方政府負債処理も継続、米中戦争激化。

・中国富裕層脱出/資金流出加速。EV/半導体/AI等は大活況。中・世界進出加速。

⑤短期バブルが生まれ、2-3年後大暴落の可能性

・トランプ政策で米インフレ&バブル発生そして数年後大暴落? 中・欧継続不振。

・消費財・サービス・人件費は高騰、エネルギー価格は低下。

⑥日本は人口大減少のインパクトが噴出し、真の開国による復活の好機到来!

・人口減インパクトが各所発生(24年新生児68万/ 死者162万▲94万人減!)

・真の開国の大チャンス/日本再生の大チャンス「令和の楽市楽座国家へ」

日本の最大の課題は⑥の大人口減です。24年日本人は推計94万人減。今後、毎年100万人規模の人口減が50年続くと予測されています。この抜本的対策こそが日本再生の第一歩です。それは「日本企業が世界で勝つこと」と「真の開国により世界から人も資金も情報も企業も来る令和の楽市楽座国家」を実現することだと確信しています。

昨年、弊社では、インド進出・M&A支援、アフリカ市場開拓支・新規事業創出支援など、グローバル・サウスの案件が一気に増加しました。アフリカでは「アフリカ・ファンド1号・2号」では延べ54社に投資(2024年12月初時点)。併せて、アフリカ投資先と多くの日本企業との協業や共同投資が始まりました。11月には10社の投資先が来日しAAICロードショー(東京)を実施し大盛況でした。

また、農園事業では、タンザニアの第二農園約1760ha(千代田区約1.5倍)が本格稼働し、2023年の2倍のコーヒーを収穫することができました。複数の日本企業さまと「Smart Village Project」も推進しています。

2025年、AAICグループは、「日本人や日本企業が世界でもっと活躍できるようになること」、「世界からもっと人材・企業・資金が集まり活性化される令和の楽市楽座国家の実現」に尽力したいと思っております。

 

本年もよろしくお願いいたします。

代表パートナー椿 進